ダンス☆ショー

20年以上前から独りでも大勢でも<ダンサーズ>という名前でやってきた。ダンサーズは誰、と「人」を指すだけでなく「ダンスする身体」を指した。立ち上げから20年以上経過して会えなくなった人、いつでも会える人、突然にもゆっくりにも稽古場の景色は変動する。ダンサーズはこの数年間「ダンス☆ショー」中心に団体踊りをしている。ずっしりした肉が大勢でどすどす踊るので稽古場の床が抜ける寸前で修繕した。
踊りは揃わずバラバラだ。不揃いのまま和音になる術は作ったものではなく何度も稽古を重ねるうちに毛穴から相手が染み込んで各自の身体が見つけた嬉々の不協和音だ。私たちは失態しては人らしく心細くなるのだが踊れば肥えて四肢があかるい牛のよう。
(2007年―きみの踊りはダンスにしては重すぎる―「なんという寛容な肉」チラシ黒沢美香文章より抜粋)

振付:黒沢美香    構成・演出:藤井友美

jazzzzzzzzzzzzzz-dance

このタイトルはジャズダンスのjazzではない。
jazz音楽の仕組みを尊敬してのタイトルである。
ダンスでjazzを泳ぐ。zの数は上演の度に増えていく。(1992年初演)

振付:黒沢美香

日時

2026年12月3日(木)開演19:30 (開場は30分前)

2026年12月4日(金)開演14:00 (開場は30分前)

2026年12月4日(金)開演19:00 (開場は30分前)

※この公演はセット公演です。一部と二部の間は休憩なし。上演時間は約80分を予定。

劇場

シアターX  東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア1階

出演

ダンス☆ショー

糸山明子 恩田香 公門美佳 クリタチカコ 木檜朱実 後藤茂 砂生雅美 滝口美也子 多田慶子 戸川悠野 長野れいこ 平松み紀 藤井友美 藤木恵子 松之木天辺 武藤浩史 吉田法子 吉田由紀子 吉福敦子 リナ・リッチ

jazzzzzzzzzzzzzz-dance

磯島未来 公門美佳 クリタチカコ 木檜朱実 砂生雅美 滝口美也子 藤井友美 吉福敦子 リナ・リッチ

クレジット

リハーサルアドバイザー:砂山典子、堀江進司
照明:三浦あさ子  音響:サエグサユキオ  舞台監督:河内崇

料金

早割 一般 4,000円(10月末まで予約可)
早割 U22 3,000円(10月末まで予約可)
前売 一般 4,500円
前売 U22 3,500円
応援チケット 10,000円(特典:特別優待席、ウェブサイト・当日パンフにお名前を記載)

※当日券は一般5,000円、U22 4,000円です。
※U22 は公演当日22才以下の方が対象(要証明書提示)

出演者紹介

糸山明子
Akiko ITOYAMA

2004年ごろ、フランスで「黒沢美香は素人を振付できる稀有なダンサーだよ。明子ちゃんも帰国したら綱島だね」と言われ、なぜか素直に埼玉から綱島の稽古場へ通い始めた。以来、なぜか一生踊りに関わると決めている。現在は神奈川県在住。


恩田香
Kaoru ONDA

2006年から黒沢美香&ダンサーズに参加。
現在群馬県太田市在住。20年ぶりの地元暮らしも早8年。都会と田舎の世界観の違いと、壮年期に降りかかるイベントの数々におののきつつ、ずっと美香さんが間近にいて幸福すぎた30代に受け取った物を、次へ手渡していけるようにと模索する日々。


公門美佳
Mika KUMON

名古屋出身。幼少よりクラシックバレエをはじめる。塚本洋子らに師事。ベルギー王立バレエ学校卒業。ふくよかなバレリーナとして活動していたところ、「その肉がいい!」と言ってくれた伊藤多恵を信じて上京、新国立劇場オペラ「罪と罰」(伊藤多恵振付)にて黒沢美香と共演する。「ミカが二人いてややこしい」のであとから来た私が「みかみか」となる。ダンスシアター他動式、劇団かもねぎショット、ラ ダンス コントラステ、黒沢美香&ダンサーズ、武蔵野シティバレエ、不定期舞踊団月の会、などに出演。現在、バレエ講師、ダンサーとして活動する他、フェルデンクライスメソッドの習得に夢中。


クリタチカコ
Chikako KURITA

幼少より踊る。1985年より黒沢美香に強く影響受ける。
初代美香&ダンサーズ、作品にも多数出演 (写真は’86 Eve and/or eve)当時四人娘といわれた一人。

1995年より大田区蒲田にオルタナティブスペース&BAR[スタジオ・オッタンタ]を開く、様々なカルチャーに触れいろいろ知る。
2023年よりプラスティ ック チカバンド結成ボーカル担当。

30年ほど前わたしに言ってくれたのか自分自身に言ったのかはわからないけど「踊らないでいると踊る理由がなくなってくるんだよね…」と美香さんがボソッと言ったのをたまに思い出す。
これからも踊っていこうと思う!


木檜朱実
Akemi KOGURE

1993年より大野一雄、大野慶人、高井富子の元で舞踏を学ぶ。

2002年『Roll』を観て衝撃を受け、稽古に通うようになる。2003年よりコンテンポラリーダンスの黒沢美香&ダンサーズとして多くの作品に出演、制作にも関わるようになる。

2016年より花崎三千花の下で地唄舞を学ぶ。

現在は<即興セッション ぞめき>の運営、フリーのダンサーとして活動している。

2024年にはドイツにて、2025年は東京・横浜にて、東京⇔ベルリンパフォーマンス プロジェクト「Space Time」を開催。

今後の予定:2027年1月 花崎流地唄舞「初舞の会」@阿佐ヶ谷神明宮


後藤茂
Shigeru GOTO

定期的に行っていたインプロセッションに暫く通っていた土方巽のお弟子さんがいた。あるとき「今年の〇〇月で踊りをやめるんだ。土方先生とそう約束して踊りを始めた。その約束の日がもうすぐ来るんです。」といった。それを聞いた美香さんがビックリして大きな声を出した。「エーッ!踊りをやめるってどういうこと?そんなことってあるの!?」。それを聞いた僕も驚いた。「踊らないということが分からないんだ。」そして美香さんが亡くなられた時の永遠の59歳を僕は5年追い越してしまった。踊りをやめることを知らない純粋さにあこがれて。


砂生雅美
Masami SASOU

2009年、黒沢美香&ダンサーズプレゼンツ「家内工場 第六回 裏切る夏」で、初めて人前で踊る。以降、ダンサーズの活動にほぼ関わる。

空中パフォーマンス(エアリアルシルク)でダンスを模索した時代も経て、現在はピラティスインストラクター。カラダをめぐる旅の途中。


滝口美也子
Miyako TAKIGUCHI

大学のサークルでダンスを始める。
勅使川原三郎+KARASのワークショップを経て海外公演を経験。その後、吉沢恵のもとでダンスを学び、現在も活動を続けている。
2005年頃、黒沢美香の稽古場に参加。天才ダンサーである黒沢美香を間近で感じ、強烈な個性を放つダンサーズの面々から大きな刺激を受ける。
あの場所との出会い、そして今も踊り続けられていることに深い感謝を抱きながら、表現の場に立ち続けている。


多田慶子
Keiko TADA

演劇、舞踊、表現指導に携わる。前衛劇団を経て《かもねぎショット》を創設。高見亮子作品(振付伊藤多恵)に出演。退いてから《ただ、独り》で活※Instagram、Xで発信。

黒沢美香の言葉には威力がある。1対1の特訓日、何もできず固まった40代の私に「困りましたねぇ、『大人』なのに」。痛みと励ましに直撃された。またある公演迫る通しの後、群舞を従えて私が踊る場面、私にだけ指定の振付がない数分間に言葉を求めると「もっと『低い声の女』で」。誰も無言の即興生演奏のシーン。仏映画のジャンヌ・モローが闊歩し、私は自由になった。


戸川悠野
Haruno TOGAWA

1986年生まれ。桜美林大学にて舞台芸術を学ぶ。コンテンポラリーダンスを木佐貫邦子、上村なおかに師事。

黒沢美香の踊りに出会い、 2011〜2015年、黒沢美香&ダンサーズとして活動。

2016年、東京の離島・神津島へ移住。現在は角村(かくむら)姓。3児を育てながら、地域や文化、日々の暮らし、人と人との間に位置する「クッション」としてのアートを様々な形で生み出し、表現活動を続けている。


長野れいこ
Reiko NAGANO

美香さんのもとに通い始めてから、生活環境によって濃淡はありながらも、私の中にダンスはいつもあります。美香さんは一人ひとりに異なるアドバイスをくださる方でした。いただいた言葉を反芻しながら、この度の機会に心から感謝し、踊ります。


平松み紀
Miki HIRAMATSU

「記憶とアリア」'87目黒公会堂初演(平松)は19歳のとき。このコンクール作品は1点足らずで予選落ち。衣装は当日変更。その日の綱島稽古で「最低の最低でもこのレベルで」と褒め言葉をいただく。「ボレロ」'86 studio200は妻木律子さんと戸部有美子さん、美香さんとわたしの4人の作品。今回はチカちゃんとあっちゃんとわたしの3人の作品。 美香さんの振り付けを丁寧に踊ります。


藤井友美
Tomomi FUJII

幼少期より母・藤井宏子のもとでモダンダンスをはじめ、その後黒沢輝夫、下田栄子、黒沢美香、木佐貫邦子に師事。2008年~2017年 黒沢美香&ダンサーズのメンバーとして活動し様々な作品に出演。

一般社団法人現代舞踊協会制定 平成29年度新人振付賞受賞。2019年〜2020年にNYへ渡り、Gibney Dance にて1年間の振付家プログラム修了。その後も多様な身体表現や芸術文化に触れながら、自らの表現を深め、舞踊を通して人と人、そして社会をつなぐ表現の可能性を追究している。

また、モダンバレエグループ子りすの会の講師として、幼児から大人まで、様々な世代、様々な地域で指導をしている。 http://fuji-tomo.jp


藤木恵子
Keiko FUJIKI

2008年より綱島の稽古場に通う。

黒沢美香に触れ、浴び、浸る。

振付作品を踊る。

また、機を得て「家内工場」にて自身の作品を創り踊る。

その後鳥取県に住む10年間は踊らず。

2026年春より高知県在住。

踊りを再開するべくのっそりと起き上がる。


松之木天辺
Teppen MATSUNOKI

1998年より7年間、オペラ劇団「オペラシアターこんにゃく座」の歌役者として活動。2004年より「黒沢美香&ダンサーズ」、 2006年より「イデビアン・クルー」のダンサーとして踊りつつ、ジャンル横断的に活動。

2017年、小豆島に移り住み、小豆島を拠点とした創作活動をスタート。現在は、小豆島と東京を行き来しながら、「民宿teppen」、「Theater箱舟」、「Atelier Tatin(アトリエタタン)」、「BAR妙音」が有機的につながる、旅とアートとエンターテイメントの滞在型複合施設「shodoshima 开 KAI」を運営中。来年度からは古書店、クラフトカフェもはじめる。

https://shodoshimakai.world/matsunoki-teppen/


武藤浩史
Hiroshi MUTO

慶應義塾大学名誉教授、英文学者、朝日カルチャーセンター横浜校講師、ジェイムズ・ジョイス命。1958年生まれ、2005年に黒沢美香のダンスと出会って衝撃を受け、3年迷って電話をかけ、弟子入りを懇願。黒沢美香、電話口で絶句。アキレられながら稽古に通う。口は立つが体は動かないこのアンバランスをいかんせん。「ダンスが見たい」新人シリーズ10と11に挑戦。黒沢美香主宰慶應義塾大学教員ダンスカンパニー「ミカヅキ会議」メンバーとして、JCDN「踊りに行くぜ‼」全国ツアーに参加。慶應義塾大学身体知教育プロジェクトリーダー。今はジョイスとバッハと黒沢美香の三位一体信仰の日々。


吉田法子
Noriko YOSHIDA

子供の頃から踊る事がだいすきでした。
39才の頃から綱島の稽古場に通っていました。
電話帳を巡り巡り「ここなら家からそう遠く無いな」と言う理由で「黒沢・下田バレエ教室」にTELしてみました。
下田先生の「初心者でも大丈夫よ」と言う軽い言葉に誘われ通い始めました。
皆んなバリバリ踊れる人ばかり「オバさん何しに来たの?」状態でした。
みかさんのダンスが大好きです。
ミカさんとの出会いに人との出会いの不思議さを感じます。

今回、この公演を企画して下さった友美ちゃん、尽力して下さった皆様、有難うございます。ミカさんのダンスを10年前の稽古場の皆さんと踊れる事に感謝です。
ミカさん、有難う。


吉田由紀子
Yukiko YOSHIDA

30代半ばまでダンスと無縁に生きる。2007年に黒沢美香の公演を観て惹き込まれ、その翌週から綱島にある黒沢美香の稽古場『スタジオ黒ちゃん』に通い始める。主に黒沢美香&ダンサーズで活動。即興で踊る事が多い。踊りによる身体と場の変容に興味があり、探求している。黒沢美香の作品が好きなのに、なぜ好きなのかその魅力を未だに解明出来ずにいる。


吉福敦子
Atsuko YOSHIFUKU

幼少より踊る。モダンダンスからスタートし、バレエ、ボディワークなどを学ぶ。80年代初代美香&ダンサーズとして、クリタチカコ、砂山典子、平松み紀とともに「4人娘」と恐れおおくも称され踊る。

1989年川口隆夫とATA DANCEを結成。共同で作品製作を行う。96年よりソロ活動開始。2011年より作品毎にユニットを組むUnit Dance Bookshelf名義でグループ作品創りを開始する。動きの必然にこだわりつつ「書物を読むように行間を読み解くダンス」を信条に活動している。

黒沢にかつて「あっちゃんのダンスは空手のようなダンス」と言われた。しかしそれも今は昔。今回美香ダンスを再び踊るにあたり、年輪を経た今現在のこの身体で「ダンスの問い」と向き合っている。

http://www.studiogoo.net/


リナ・リッチ
Lina RITCHIE

小学5年生の時、学校の授業をきっかけにダンスと出会い、以来踊り続ける。山北千恵子、坂井学、木佐貫邦子、黒沢美香、近正文子に師事。2018年より「他力本願xG企画」を始動。2024〜2025年にはチームMIMIZUのメンバーとして、ベルリン、ドレスデン、横浜を舞台に、東京⇔ベルリン パフォーマンス・プロジェクト「SPACE TIME 2024/2025」を実施。


磯島未来
Miki ISOJIMA

八戸市出身在住。2002年より「黒沢美香&ダンサーズ」メンバーとして活動する他、グループ「ピンク」やソロ、多くの振付家の作品に参加。
日本女子体育大学・舞踊学専攻卒業、その後文化庁在外研修員として2年ベルリンに滞在。
帰国後、自身が演出・振付を担うグループ活動「未来.Co」を展開する傍ら、障がいの有無や経験を問わずに多くの人たちとワークショップやダンス作品製作を行う。
震災後、沿岸地域の郷土芸能に触れたのを機に金津流浦浜獅子躍(岩手県大船渡市)に入門。
現在は地元八戸にて青森県立八戸東高等学校・非常勤講師をしながら各地で踊りつつダンスクラス運営、まちづくり委員、教育現場と活動は多岐にわたる。